2018.09.11

ステンレスの突切り加工(中心まで)の難しさ

NC旋盤での金属加工で難しい加工の一つに、突切り加工があります。

当社では主に、住友電工ハードメタルの「つっきるくんJr」を
使用していますが、ステンレス鋼の突切りはチップの持ちが悪く、
トラブルが多いです。

その中でも、メクラ(穴が開いていない品物)の突切りは、直径や品物
の長さによりますが、数個でダメになることもあります。原因は、中心
に近づくにつれ品物が振れてしまい、突切りチップの角が欠けてしまうこと
が大きいようです。

根本的な解決策としては、サブスピンドルで品物を固定することですが、
その機能がない機械ではそうもいきません。

不思議なことですが、新しいチップよりも使い切らない程度に使用した
チップのほうが持ちが良いことが多いです。状態により一概には言えませんが。
角がキッチリと残っているチップであれば、数倍持つこともしばしば。

また、突切りチップの中心のみ欠けた状態になると逆に安定して暫く加工できる
ようになります。しかし、あくまで加工によって欠けた場合のことで、
わざとグラインダーで中心付近を削っても具合よくなったことがありません。

また、芯高さを中心に合わせることも大切です。