2018.09.20

金属パイプ(材料)の良し悪し

NC旋盤による金属加工の材料として、金属パイプを
使用することがあります。

一見すると、削る量が少なくてすむことや軽量で扱いやすいと
いうことで良いこと尽くしに感じます。

しかし加工する側としては、手放しで喜ぶことはできません。
無垢材のほうが安心して加工できるからです。

パイプ材には電縫管や引き抜き材といった違いもありますが、
パイプ状にする際の熱などで、材質が変化しています。

このことは、切削加工時のキリコ処理に大きく影響してきます。
キリコが切れなくなるんです。パイプの内径は寸法が
出ていないため、仕上げ程度であればまだ良いですが、内径の荒削り
をする時には細心の注意を払う必要があります。

油断をしていると、ゴリゴリッと嫌な音と共に、工具にキリコが
焼き付いたりします。

またバー材として加工するときには、キリコが奥へ奥へと詰まって
いきますので、定期的なキリコ取りが必要になってきます。

無垢材であればなんてことない加工も、金属パイプゆえ苦戦を
強いられることもあるため、注意が必要です。